人生に驚きと絶望を

驚きと絶望と闇を愛する ゲーム&読書感想日記

灰鷹のサイケデリカ 感想

昨年やった乙女ゲーの中でも、5本の指に入る名作だった黒蝶のサイケデリカ。その続編とあって、とても楽しみにしてました!

 

 

以下ネタバレなしでは語れないので、未プレイの方はご注意を!!!

 

 

 

 

 

黒蝶の続編ということで、一体どんな世界になるのか楽しみにしていたんですが………

とんでもなく絶望でしたね!?!?

びっくりしました……手記以降の絶望度がSAN値直葬。絶望度に関しては、間違いなく灰鷹>黒蝶だと思いました。

 

序盤はとにかくジェドがイケメンすぎて、攻略キャラの誰よりもジェドに惚れてました。特にマスカレード前の飲み比べのシーン……あれはティでなくとも惚れる……笑

初周にサブストーリーとトークエピソード含め、全てを回収しながら進めたので、若干メインストーリーに没入しづらかったのが難点。ですが、二章の回収を終えると三章からは怒涛の展開すぎて凄かった。さすがサイケデリカです。

教会組のロレンスとエルリックが、一体黒蝶とどういう関係になるのか気になっていましたが、幻想世界を渡り歩いていたということなんですね。エルリックは黒蝶の記憶をなくした緋影、ロレンスは全てを引き継いだ鉤翅。こういうところで、灰鷹は続編だなぁと思いました。ヒュー扮する骨董屋も「何処かに万華鏡を売った」って言ってましたしね。エルリックは良いショタです。とても良いショタです。

 

マスカレード後に、フランシスカが魔女として殺されますが、これはまだ絶望の始まりにすぎなかったんですよね……。というかフランシスカの真の姿(?)を知って私は思い出した。

普段ニコニコと優しい笑顔の人ほど、実はやばい闇を持っているんだとーー。

ほんと幾多の絶望乙女ゲーで学んでいても騙されるんだから怖い。特に女性パターンは初めてでした。逆にラヴァンはcv.日野ということもあって、最初から警戒していた←

なのにサイコパス性癖だったのはレビの方でしたね!!まさかの殺人鬼だったよ!!いろいろと裏切られました…… まぁ個人的に某ブラウルEDやラヴァンEDのラヴァンが怖すぎてやっぱり日野の悪夢は裏切らなかったですけどね!!?某ブラウルEDはCERO:Cで大丈夫か!?ってなりました。潔いほど血が飛ぶ飛ぶ……最後のスチルで忌まわしき魔石が怪しく光ってるのがもうなんとも言えない()

狼族はやはり、二人の子供は二人の子供だったんだなぁ、というのが正直な感想です。エイプリルのスモールウルフと呼ばれた幼少期、自由を愛する心……これはそのままレビに引き継がれているだろうし。フランシスカの偏執的な愛やプライド……これはラヴァンに引き継がれているのではないかと。闇深い。

レビに関しては、レビEDがかなり好きでした。これから先何が起きるかわからない、死さえ考えられるようで、でも二人が二人でいられるなら幸せだろうという終わり方が切なくて良かった。

 

ルーガスは、メインヒーローでしたね!!本編の少女ルートが本当にルーガスゲー。堂々と恋愛(?)できるのはルーガスだけである。転生大好き人間としては、現実世界でもう一度幸せになってほしい、ただそれだけですね。おまけに現代では黒蝶のアイと一緒にいるし、緋影と鉤翅も転生してるし……とにかく素晴らしかった。

少女ルートが性癖すぎて性癖だったんですよ……(語彙力) ルーガスを信じて自分を殺させるとか最高すぎないですか?????世界を救うために自分を犠牲にする、世界を救うために愛した女をこの手にかける……最高に切なくて素晴らしいシナリオ。しかも一人だけ奈落に逝かせるわけにはいかないと自らも死んで助けに行く(?)ルーガスがThe・IKEMENの鑑。

 

ところで、私は灰鷹プレイする前のヴィジュアルの時点でヒュー落ちかなぁと予想してたんですが、間違いはなかった。完全にヒュー落ちになりました。ちょっと旅人さん私の性癖熟知しすぎでしたよ……??おまけに美人。ヒューのスチルというスチル全てが美しすぎて、出てくるたびにVitaぶん投げてました。

まぁ人外だろうというのは分かりきっていたんですが、少女EDの最後……できうる限りの手助けをし、全ての物語を見届けた上で一人消えるヒュー……「めでたし、めでたしーー」が切なすぎて私は頭抱えた。そして彼は物語を綴る立場である以上、自分が主人公にはなり得ないという点がとっても切ないんですよ。私の持病なんですが、こいつ一人にしてはおけない病が発症しました。君にも幸せになる権利はあるんやで……。

というわけで旅人EDが最高すぎました!!!!彼が「ごめんね」って謝るんですよねぇ。君がこれから先出会うであろう全ての選択肢を奪ってしまってごめんね、と。それでも君を求めずにはいられなかった、と。

最高すぎるだろ。

一人の女の子としてアッシュとの幸せを選ぶ。魔女の瞳は結局一体どうなったのかとか、アッシュは多分歳取らんぞ?とかまぁいろいろ考えましたが、そもそもサイケデリカですからね!!死んでるから!!←

私には最高すぎるEDでした。人外×人間(?)は至高。ありがとうサイケデリカ🙏🙏🙏 ちなみに一番好きなスチルはヒューEDです。蝶に口付けするヒュー。ヒューの唇が性的すぎて好きなんですが私だけでしょうか……。ヒューEDも個人的に大好きです🙏🙏

cv.浪川の青年役、中年役、老人役の演じ分けを聞けるのも灰鷹だけ。老人役はすごかった。

 

ヒューは灰鷹だったわけですが、主様がハイタカと名乗った伏線も綺麗に回収されてましたね。主様と対峙したときだけ少し刺々しくなるヒューがまた良い。本当にサイケデリカは伏線回収と話の構成が上手いですね。一作の小説だと思います。

主様ことハイタカも泣ける話だった。死んでることは察してたけど、オルガとのあの一件でサイケデリカに囚われていたとは……。フランシスカを愛していないわけじゃなかった、愛していたのに、きっと狼族の当主として縛られたくなかったんでしょうね。決して誰が悪いとは言えない、そんな哀しい過去のお話。

あの塔で幼少期のエイプリルと暮らしていたのは灰鷹と魔女で、あの魔女の娘がアリアということで良いんでしょうかね?魔女EDでヒューとアリアが話してたときは魔女=アリアだったのかなとも思いましたが、歳や時系列が合わなくなるので……どうなんでしょう。

そして魔女EDで泣いたんですが……アリアは千里眼で自分が死ぬことをも予感していたんですね。この子を育てるのは自分ではないとーー。こればっかりは最後の最後で大号泣でした。

 

初周に少女ED、最後に旅人&魔女EDをやりましたが、綺麗に終われたと思います。

黒蝶も灰鷹も、もう一度記憶を全て消してやり直したいと思う素晴らしいゲームでした。なにより主人公に声ついてるの良いですよね。田村さんのイケボがとても合っていて素敵だった。

あくまで本筋が一本通ってて、それに派生するEDという作品はとても好きです。派生EDが悉くメリバになりますけどね……笑

人気投票は、ヒューに1264752390票入れてきました✋

薔薇に隠されしヴェリテ 感想

イチカラムの高木Dゲー『薔薇に隠されしヴェリテ』

約1ヶ月くらいかけてじっくりプレイしてました。

 

私の性癖を作り上げたと言っても過言ではない高木Dゲーム。華ヤカ無印に出会ったとき、私はまだ高校生でした。その華ヤカスタッフによる最新作、ヴェリテ。とても、良かった。

 

 時は、17世紀フランス。

ウィーンのシェーンブルン宮殿で、マリー=アントワネットの世話係として召使いをするリーゼ(主人公)。 アントワネットがフランスへ嫁ぐことになり、リーゼも同行することになります。ところが、そこには思わぬ思惑が。なんとアントワネットに何かあったときのために、身代わりの薬を用意していた皇太后様は、その身代わりのためにリーゼを付き添わせていたのです。声と性格以外の全ての容姿を本人そのものに変えてしまう身代わりの薬。これにより、リーゼの人生は思わぬ展開に。

フランスへの引き渡しの際に、高熱で倒れたアントワネット。彼女に代わり、リーゼは身代わりの薬を使ってルイ=オーギュスト(後のルイ16世)と出会い、結婚します。その後、回復したアントワネットとなんとか無事に入れ替わることができ、やっとウィーンに帰れるかと思ったリーゼでしたがーー

身代わりの薬というヴェリテオリジナル設定がありますが、全てがほぼ史実通りに進みます。ということは……お分かりでしょうか。終盤の背景にギロチンが現れます。あとはお察しのとおり。

各キャラごとに史実エンドとスペシャルエンドがあります。スペシャルエンドは、もし生きていたら……という感じでしょうか。テーマがフランス革命のため、終盤に近づくにつれ非常にこころがしんどいシナリオになります。共通のキャラの掛け合いやわちゃわちゃ感がとても面白いため、個別に入ると一気に現実突きつけられる感がハンパないです。その鬱展開も含めて、世界観がとても良く表されており、私はとても泣きました。

シナリオボリュームがすごいため、初回20時間は余裕で超えました。ただ、それを飽きさせないテンポ感があるため、一作の映画のような感じです。高木Dゲー特有の、クエストやマップもあるので、作業が少しでも面倒という方にはオススメできないかもしれません。

フランス革命として話の本筋は一本通っているのですが、キャラを攻略するごとに共通のエピソードが開放されていくので、隠しキャラまでやって、やっと全てが分かるような話になってます。ぶっちゃけ道程は長いですがフルコン推奨。

 

攻略順は公式からの推奨順も特になかったので、

ルイ→ロベスピエール→フェルゼン→ダントン→ラファイエット→隠し

の順でやりました!

フランス革命の世界観に浸りたい方は、私は初回ルイ推奨します。最後にやったほうがいい、という意見もありますし、初回20時間越えするので、正直好きなキャラからやるのが良いと思う。あとは、ほぼ全てのキャラにおいて個別ルートがしんどいので、一番乙女ゲームしてるフェルゼンを間に挟んで心の休息にすることをオススメします。

 

ちなみに私の好き順はこうなりました。

ロベスピエール>フェルゼン>ルイ>隠し>ラファイエット>ダントン

ロベP断トツの1位ですありがとうロベPシナリオ最高。拗らせすぎて日々後日談の後日談を妄想しながらご飯食べてます。次点でフェルゼン。フェルゼンは自ルートでも他ルートでも輝く、ヴェリテの中で一番乙女ゲームな人です最高。陛下はとにかく尊い。尊い以外の言葉が見つからない尊い。巷でやばいと噂の隠しキャラは、私の性癖にとても合っていました。後日談くそ泣いた。ラファイエットはとにかくいろんなことが上手く行かなすぎて今度こそ幸せになってくれと願いたくなる。ダントンは……取り敢えず落ち着け?

 

雑な紹介になりましたが、すごく楽しかったですヴェリテ。そして同時にすごく重厚だった。1週目終えたあと、必ず「終わっ、た……???」と放心状態になること間違いなし。

では以下は各キャラごとにネタバレしてますのでご注意!!

 

 

 

◎ルイ・オーギュスト(ルイ16世)

とにかく尊い。それしか言えない。

幼少期から王太子として育てられた故に、周囲からの妬み嫉みも一身に受けていたせいで、何事にも何者にも興味を持てなくなってしまったルイ。最初は完全にノーマークでしたが、やはり1周目はフランス革命の世界観を味わいたかったので、革命渦中のルイから特攻しました。

いやもう終盤泣いた…………最期にタンプル塔で「もっとそなたのことを愛したかった」って言ったルイにもう全俺が大号泣。ずっと前から国王として死ぬ覚悟を持っていた彼だからこそ、唯一この世に残した執着がリーゼだったと。何事にも興味が持てなかったルイだからこそ、徐々にリーゼを気にかけて惹かれていく様に心臓掴まれました。

SPエンドでは、エルザの犠牲の上に生き延び、やっと田舎村でリーゼと再会しますが、もうほんとに幸せになってほしいとしか言えない。王と庶民なんてなく、一対の男女として幸せに暮らしてもらいたいですほんと。ルイリゼは尊い。

個人的には、バスティーユ襲撃の後、ヴェルサイユ宮殿から貴族たちを送り出す陛下とアントワネット(リーゼ)の後ろ姿スチルが最高でした。後ろ手にお互い手を握っているアレ。もう泣いた。

 

ロベスピエール

ヴェリテ発売前からヴィジュアルでなんとなくロベP落ちかな〜〜なんて思っていたら、見事に落ちましたロベP最高です。

今まで数々の乙女ゲームやってきましたが、個別ルート終盤になってやっと名前呼んでくれるキャラはおまえが初めてだよ!!!!!ずっと恋愛馬鹿で統一されてるので、リーゼと呼ばれるだけで嬉しさとトキメキが生まれるロベP効果。

ロベPはほんとに個別シナリオがしんどいです。めちゃくちゃしんどい。もう何度頭抱えたことか……。かなり政治色が強いルートです。ロベP自身もリーゼのことを気にはかけていますが、好きとか嫌いとかそういう感情を持ち込みたがらない上に素直じゃない極度の天邪鬼なので、こっちがヤキモキします。個別ルートでもすれ違ってばかりだしね……。

ルイルートでは、ルイが処刑されて終わったのでその後のことは描かれていませんでしたが、その後のフランス革命を牽引していたダントンとロベPルートではそれが明確に描かれています。ルイの処刑なんて始まりにすぎないとばかりに、バッサバッサと処刑されていくのでほんとにつらかった。酒場でダントンとロベPとリーゼで最後に飲み交わしたあのシーンは名場面;_; ダントンが「俺、リーゼちゃんのこと好きだったんだ」って言った時に「知ってた」って言うロベPとの会話がほんと好きでつらい。

個人的にロベPは、リーゼが傍にいてあげてほしいキャラNo.1です。ロベPは幼少期からいつでも1人で何でもできるししなければならない環境にあったと思うから、彼を取り巻く環境や人が変わっても、いずれ最後には自分は1人になってしまうことも覚悟していたんだろうし、死ぬ覚悟もしていたんだと思います。だからこそSPエンドで、二度目の正直でロゼールが身代わりの薬を持ってきた時、朦朧とした意識の中で生きることを選んだ自分を理解することはきっとできないって言うのがロベPらしいなと。普通はね、今度こそ愛する人と生きたい、みたいなことを言うものかなと思うんですが、そこがロベPらしくて好きです。史実エンドの流れだと、やっと素直にロベPが「愛しいと思う」って初めて告げたのを最後に追われて捕まるので本当にこころがしんどかった。

一番好きなシーンは後日談の教会のシーンですね。「俺にはもうなんの力もない。守ってもやれない。結婚することもできないが、それでも傍にいてくれないか」って言ったロベPに心奪われました。生涯かけて傍にいてやるよ!!!!

ロベリゼには森が似合うので、どこか郊外の田舎町で森の中に小屋建ててブラウンと一緒に穏やかに暮らしてほしい。でもきっと、たまにふと当時のことを思い出すと思うんですよね。そういうときにこそ、リーゼが黙って傍にいてあげてほしい。おまえは一人じゃないんだぞ!!

あとサン=ジュストがめちゃくちゃ良い役所でしたね!!!最初は掴み所ないし怪しいし裏切りそうだと思ってたけど、ロベPのこと好きすぎて笑った。

最後に一言。4年後のロベPの夜会服デザイン最高に好きです、以上。

 

◎フェルゼン

ヴェリテの良心!!!!!!!

一番の乙女ゲームルート万歳!!!!!!!

とりあえず最初に言っておきたい。フェルゼンは、良い興津です。私は興津さん好きなので、大体のcv.興津キャラ好きになるんですが、フェルゼンは良い興津でした。Ozmafia!!のキリエが今までのNo.1興津だったんですが、フェルゼン超えてきたね。もうヴィジュアルと全く違和感を感じさせない最高のフェルゼン興津でしたありがとう🙏🙏🙏

フェルゼンルートは、真実の愛を見つけるルートでしたね。恋愛経験値100のフェルゼンが、一人の女性を本気で愛することを見つけるルート。常に殺伐としてるしんどいヴェリテの中では唯一の乙女ゲームルートだったと思います。心が癒された。

アメリカ出兵から帰ってきて、リーゼに好きですと告げようとして「あなたのことがす……」ってなるフェルゼンには、机に頭打ち付けながら萌え転がりました。可愛すぎないか????恋愛経験値100が好きな女性の前で「好きです」って言えないの可愛すぎないか????

そんな可愛さを兼ね備えながら、策士としてカッコイイ一面も見せてくるから侮れない。軍人ではありますが、貴族組のラファイエットとは対照的な存在ですよね。

本編や後日談見てても思いましたが、フェルゼンにリーゼ任せてたら安心感がすごいです。おまえになら任せられる!!!!幸せにな!!

 

ダントン

ダントンはほんととりあえず落ち着け??

初っ端から結婚申し込んでくるので、なんかむしろ驚きました(笑) 前がフェルゼン、後にラファイエットをやったからっていうのもあるんですが、ダントンの求愛に対するリーゼが塩対応すぎてむしろ段々可哀想になってくる現象。後日談で、やっと結婚できたので、ほんと良かったな!!!と思いました。村人の一人になって祝いたい。

人情に厚いからこそ、ロベPみたく簡単に身近な人の処刑を割り切れないダントン。一番人間臭いキャラかな、と思いました。ただ、ダントンも自分自身のことに悩み、リーゼも自分自身のことに悩み……という話なので、いまいちスッキリしないままに終わってしまった感じ。というか、あまり印象に残ったところが少ない……すみません……。でもロベPとダントンの平民組は、お互いが進むべき道を違えて行くので、ダントンが処刑されるところは本当に何回見ても悲しいです。

 

ラファイエット

ラファリゼは結ばれない運命すぎた。

お互いの気持ちが分かっているのに、進む道や信念が違ったり、革命に翻弄されたりで、とにかくすれ違ってばかりのラファリゼ。覚えてる限りで2,3回は付き合って別れてを繰り返してたんじゃないかと思います。想い合ってるのは分かってるのに結ばれない運命最高です(個人の感想です)

ラファイエットは史実生き残り組なので、終盤どうなるのかと思っていたんです。やっと二人で亡命かと思った矢先にまた突然の別離が訪れたので、思わず頭抱えました。後日談でやっと再会できたときには、ほんとに今度こそ離れるなよ……って思いましたね。でもおそらく後日談含めると、ラファイエットルートが一番革命後も長く描写されている気がしました。そして二人以外は誰もいなくなった現象すぎてつらかった。

貴族組は個別ルート序盤から積極的に恋愛してるので、ほんとに可愛い。フェルゼンに相談しちゃうラファイエットが相当可愛い。

ラファイエットが国民軍に翻ってからのフェルゼンのイケメン度にやられました。他ルートで輝くフェルゼンですよ……ほんと輝いてた。ちょっとフェルゼンに浮気しそうになった……。

個人的には紆余曲折な展開が大好きなので、一難去ってまた一難……というラファイエットルートは好きでした!!

 

ロゼール

隠しキャラのロゼール様。まさかの不老不死の方でした。まぁ予想はしてたけどね!!

明らかに普通とはかけ離れているからこそ、冷たかったり、命を軽くみているところがありますが、そこも含めて私の性癖にストライクかましてきました。好きです。

後日談のスチルでリーゼとロゼールが並んでるのを見たときに「これはもしやリーゼも不老不死になってしまったのか……!?」って思いましたが、まさかロゼールが見ている幻影だったとは……。個人的には転生モノが好きなので、ジョエルやエルザが転生してもなおロゼールの傍に現れることは嬉しかったです。「でも君だけがいない」って言ったロゼールの言葉に、リーゼの魂を引き止めているのは、他でもないロゼール自身なのではないかと思ったりしました。ロベPと似てますが、一人にしておけないタイプのヤツが好きなんですよね。ロゼールは孤独を恐れていることがロベPとの違いかな。

ある意味で人外×人間の切ない話だったので、ほんとシナリオ好きでした。個人的な妄想ですが、あのロゼールがリーゼが死ぬときに初めて涙を流して悲しんでくれたらそれだけで私は幸せです。叶うならもう一度出会ってほしいロゼリゼ;_;

一番好きなシーンは、プチトリアノンで水辺に落ちたびしょぬれスチル。あれは二人の笑顔が最高でした………普段心から笑うことなんてないロゼールの最高の笑顔だよ……🙏🙏

絶対階級学園 感想

お久しぶりです!

 

さて、絶対階級学園のVita版が発売されたということで、以前から気になっていたので購入しました。真相が用意されてる謎解き系ゲームにはホイホイされやすい私です。ミステリー万歳!!しかも🔫マークでCERO:Dをもぎ取るなんて流石すぎて購入待ったなし。

流血表現などで引っかかるわけではないんです。ただ、血が流れないのに、ここまでこころがしんどくなる作品は初めてでした!

 

攻略順は、いろんな方の意見を参考にしながら、

陸→十矢→壱波→ハル→レイ

でプレイしました。初見では、レイ様とハルくん落ちと予想。このプレイ順、とても良かったです。オススメ。初回の陸は石ころ→薔薇の順でやりましたが、2周目以降は薔薇→石ころでやりました。メンタルつらかった。

真相ルートに関しては、わりと金太郎飴なので、好きなキャラを最初に持ってきたらいいと思います。が、敢えて勧めるなら、

陸or壱波orハル→十矢→レイ

かなぁと。十矢が前3人より少しネタバレあったので。レイ様は絶対、最後、推奨。おねえさんとの約束だよ。

 

ネタバレに触れない範囲で端的に感想をまとめると、己の倫理観が試されるゲーです。父と2人、質素でつましい生活を送っていた主人公ネリは、とある事情からセレブ学園と名高い『櫂宮学園』に身を置くことになります。ところがどっこい、この櫂宮学園は絶対的階級制度に基づく、とんでもない学校です。今までの常識や価値観なぞくそくらえです。いや、櫂宮学園にいる生徒からすれば、これこそが『常識』なのですが……。そもそも『常識』とは……(哲学)

 

すべての生徒が、『咲きほこる薔薇、名もなきミツバチ、捨ておかれた石ころ』といういずれかの階級に属するのですが、ネリちゃんはまずミツバチ階級へ転入します。ここから、ネリちゃんが己の倫理観と戦っていくのです……(共通ルート)。 そして共通ルートでの選択肢の結果、薔薇か石ころのどちらかに階級異動され、各キャラの個別ルートへ……という展開になってます。

ちなみに、薔薇ルートはもれなくメリバEDが多いです。個人的にはメリバも好物なんですが、わりとこころがしんどいメリバばかりだったので……まぁやってみれば……わかる……。各キャラにそれぞれ薔薇ルート、石ころルート、真相ルート(石ころルートの後日談)がありますので、結構なボリュームです。薔薇ルートの連続プレイはオススメできない……メンタルズタボロにされたい方はどうぞ( ◜◡◝ )👌

石ころルートが正規ルートです。階級差の恋愛が楽しめます。そして、その後の後日談として真相ルートがあるので、真相解明しつつ、カップルになりたてほやほやの2人が見れる。微笑ましいゾ!

先にも言いましたが、己の倫理観と戦うので、血を見ない類のこころのしんどさがあります。ハルとレイ様の薔薇ルートが特にしんどかったです……でもとても良い終わり方だったので個人的には好き。

そして全てを乗り越えた先にある真相、そしてその後の2人の人生ーー。どのキャラも『おまえら今度こそ幸せになれよぉぉおぉおぉお(号泣)』でした。ほんとに。絶対階級最高です。各キャラの真相まで見て、初めて納得できることもたくさんあります。フルコンしなければわからない幸せがそこにある。

 

さぁ、貴女も櫂宮学園へ、ようこそ

 

(以下、各キャラごとの感想。ネタバレ含みます。)

 

 

◎鷹嶺陸

バカ薔薇様……もとい、赤薔薇様可愛すぎませんかね???初回は彼の石ころルート行きましたが、めっちゃ乙女ゲームでした……。俺様で横柄で傲慢で我儘王子様ですが、恋をすると少年というかなんというか……少年がそのまま大きくなったみたいな??(語彙力)  まぁそのせいでコツさえ掴めばわりとチョロい赤薔薇様。根は優しくて真っ直ぐなんですよね。

それから、やはりcv.浪川の力がすごい。とても安心する。こいつ、クソ傲慢我儘王子だけどまぁ大丈夫だろう、という気持ちにさせてくれます。今までプレイしてきた乙女ゲーでcv.浪川キャラに手酷く裏切られたことないからでしょうね。ちなみに反対語はcv.みきしんです。毎回cv.みきしんのキャラにはビクビクする。しかし今回のエドワード先生は良い人でした。良かった(安堵)

薔薇ルートは、ネリの女帝感がわりと好きなEDでした。突き詰めるならとことん突き詰める系女子、嫌いじゃない。まぁそれでも絶対階級の薔薇ルートは、本当に自分の倫理観を試されるようで、終始こころがしんどいですね。陸ルートはまだマシだけど。あの異常な常識が蔓延る世界で、今までの自分を信じ続けられるかと言われると難しいと思います。ネリちゃんすごいよ。

真相ルートを終えて、やはり赤薔薇の陸という虚像は、過去の経験ありきなんだと改めて思いました。もっと自分に力があれば、もっと自分に金があれば、権力があればーーボスを死なせずに済んだ、と。でも、絶望でしかなかった過去と、嘘で塗り固められた現在を乗り越えて、教師という立場を選んだ陸はさすがだと思いました。最後、「家族になろう」と言おうとして言えなかった陸が私は大好きだ!!!!!!

 

◎七瀬十矢

とにかくどうしてそこまで頑なに二見くんを許せないんだろうってのはずっと引っかかってたんですが、真相知るとなんとなく理解できます。『弱かったから』父は自殺した。『弱かったから』母は入信して我を見失った。『弱かったから』ーーあいつは裏切った。そういうことでしょうか。弱さに逃げて裏切ってしまう人間が、心の底で許せなかったんでしょうか。そんなことを思いました。

でも真相ルートやってて、十矢ほんとにメンタル強いなって感じました。陸、壱波、ハルは、自分の過去や罪に押し潰されそうになって弱気になってしまう展開だったのに対して、十矢は「俺の希望はおまえだ。おまえがいれば俺は頑張れる」というメンタル面の強さで主張してきます。かっこいいぜ。

 

加地壱波

ほんとこいつ、何回ビンタかましたろうと思ったことか!!!!!石ころルート終盤でやっと改心しますが、もう仏の顔も三度までですよ!!!!おまえネリちゃんの心の寛大さに感謝しろよおぉお!!!?!?

まぁ……荒ぶりましたが、壱波は一番人間らしく人間臭い人物です。あの環境だと、誰もが保身に走り、自分を守ろうとするだろうと思います。私も聖人じゃないので、いざあの環境に置かれたら壱波のようにならないとも言えないし、それはとてもわかる。だがしかしな……。

軟派な態度で女の子をとっかえひっかえ、付き合っては捨て、を繰り返している壱波ですが、彼の過去を知ると幾分納得しました。母親から捨てられた過去。妹を見殺しにした罪。誰かに愛して欲しい、でも裏切られるのが怖い、傷つきたくないから裏切られる前に捨てる。そんな負の連鎖が作られていたんだと思います。結局みんな一番大切なのは自分なんだろ、と信じ込んでいた壱波の心の殻をぶっこわしたネリちゃん。びっくりするほどの最強メンタル。

 

◎五十嵐ハル

五十嵐ハルは、いいぞ。なにしろ石ころルートが可愛すぎる。年下なのに全然年下ぶってないし、むしろタメ語だし、『あんた』とか言ってくるし、照れた時可愛すぎるし、卑怯である。彼のルートは、『オフィーリア』が深く関わってきますが、水に浮かんでるハルくんのスチルは本当に美しくて儚げで、あんなシーンなのに魅入ってしまう闇深さもある。何度拒絶されても、水克服のために懸命に助力するネリちゃんと、だんだんと彼女に心開いていくハルくんがとにかく微笑ましい。最後の、お風呂場で告白シーンは全俺が頭を抱えた。

『母が水難で亡くなったのは、自分のせいだ。そのせいで父はひたすらオフィーリアの絵を狂ったように描き続け、自分はずっと憎まれ続けていたんだ』とずっと思っていたハル。展覧会で、初めて母と子供(自分)が描かれた父の遺作を目の当たりにし、泣き崩れたハルくんにもう私も号泣しました。ちゃんとハルくんも愛されていたんだよ、と。『その人を愛さないと、良い人物画は描けない』というお父さんの言葉、良い言葉ですよね。

 

鷺ノ宮レイ

ああああああレイ様ほんとしんどかった泣いた。きっと誰しもが落ちるであろうレイ様。私も例外なくレイ様落ちです……レイ様最高でした……。このルートのために絶対階級学園やってほしいって言っても過言ではない。

薔薇ルートはとにかくしんどかったです。Vitaを何回も投げたくなったし電源切りたくなった。彼に相応しい人間になるために、嘘を嘘で塗り固めて身動きが取れなくなる。三ノ宮さんが怖すぎて震える。個人的に一番こころがしんどいルートでした。でも、最後のレイ様の涙と、少しだけ希望の残された終わり方に泣きました……。

薔薇ルートやると、石ころルートの幸せ感が身にしみます。幸せといっても、階級差もさながら、いつ現れるか分からないショウの人格という問題山積みなこのルート。ネリを傷つけてしまう前に、ショウの人格ごと自分と一緒に消してしまおうと、バルコニーから自殺しようとする場面で号泣しました。自殺を止めようと自分の喉元にナイフを突きつけるネリ。それを止めようとするレイに向かって、『レイさんが死ぬなら、私を助けることはできませんよね。だって死ぬってそういうことじゃないですか』と言うネリちゃん最高にかっこいいです。

真相ルートは……本当に……学園長が父親だなんて一番吐き気がする展開じゃないですかほんとつらい。飛んだサイコパスだなオイ、と思っていましたが、鏑木は最後まで予想を裏切らないサイコパスでした。君は一体どこに消えたのよ(謎)。やっぱり、レイルートやってて一番すごいなと思ったのは、きむりょの演技ですね。レイとショウ、そして2人が1つになったときのレイの演じ分けが上手すぎて。

3年後のレイネリには、もうただただ幸せになってほしいと願うばかりです。あの時間差のロボットプロポーズは微笑ましすぎて机に頭を打ち付けました。

 

◎総評

全て含めて、絶対階級は鷺ノ宮レイのために作られたゲームじゃないかと言っても過言ではないと思いました。ほんと、是非最後までフルコンしてほしい作品。施設時代の各キャラの番号も、名前から文字られていたりして、うまいですね(レイ→0番、五十嵐→50番、壱波→18番など)。

各キャラごとに薔薇、石ころ、真相ルートが用意されてるんで、ぶっちゃけボリュームあるなって思いましたが、真相と過去を知ってこそ、『各キャラの性格や言動には、これが影響してるんだ』っていうのが深くわかります。なかなか作り込まれた作品だと思いました。ありがとう絶対階級🙏

蝶の毒 花の鎖〜大正艶恋異聞〜 感想

百花の感想を書くと言いながら、蝶毒が予想以上にサクサク進んで面白かったので、熱冷めやらぬうちに書きます。前半はネタバレなしで書いてるので興味ある方は是非読んでってください、そしてやりましょう蝶毒(にっこり)

以前からずっと興味のあった蝶毒という作品。元はR-18のPC作品だが、今回はVita版に移植されたということでやっと購入した。

 

時代は大正。あ、また時代ものだな〜と思いながら好きなんだから仕方がない。主人公はとある華族の娘、野宮百合子。しかし華族とは言えども、野宮家の財政は芳しくなく、必死に金策に駆けずり回っているような状況。そんな中、百合子の誕生日に開かれた豪奢なパーティーで父親が殺害されるという推理小説のような出だしで始まります。そこから音を立てて崩壊を始める野宮家、没落貴族を絵に描いたような転落人生……百合子を取り巻く愛憎劇が今、始まるーー。

ひ、昼ドラじゃーーー!!!!

昼ドラすぎる。今まで江戸時代にタイムスリップしたり、戦乱の世で忍びの娘になってみたりと少しはファンタジーな世界をプレイしてきた私が思った第一印象がこれ(昼ドラ)である。自由な恋愛など許されないあの時代。家長の決定が絶対であり、結婚と出産が女の義務である。絵に描いたような転落人生、絶望に次ぐ絶望、選択の余地など与えられぬ八方ふさがり、道ならぬ恋の背徳感。なんという人間くさく、ドロドロとしたことか。良いではないか……実に楽しい。百合子がとても気丈で強気な男前性格の女子なので、かなり好感が持てる。攻略相手にビンタしたり、女々しい奴には啖呵切って迫ったり、むしろ百合子に惚れる。しかも相手によってサドにもマゾにもなれるのである。すごい。R-18作品ということで、もちろんそういった描写はあるが、Vitaだから大幅にカットされている模様。そのつなぎが若干アッサリしてるので、ここはPC版でやりたかったかも、というのが正直な感想である。いろんな感想見てたら、どちらかやるならPC版の方が良いかも、という意見も多い。エロが苦手ならVita版で良し。あとPC版の方がもっと陰鬱らしい。

ただ、ボリュームは少なめ。共通ルート、個別ルートという境目もないので、サクサクと展開して終わっていた、という感じはある。でもシナリオの内容は濃い。蝶毒何周かしてくると、何か新しい扉が開けそうになってくる。そのくらい世界観が濃い。そのうちOPの曲が脳内エンリピし始める。描写は丁寧だし、古風な言い回しもGood。なので映画を見ているよう、というのが一番しっくりくる表現かもしれない。ちなみにBAD EDは非常にえぐいのが沢山あります。エロゲならではのBAD EDもあります。そういう意味でも新しい扉が開けます。とても鬱くしいのもあります。そしてメンタルゴリゴリ削られます。蝶毒の本気を見た(褒めてる)。

最後の最後には、終章とオマケがあるんですが、これがまた大爆笑必至wwwww数々のBADで心が疲弊し切ったところに笑いの手を差し伸べて懐柔してくる蝶毒さすがです見事に沼りましたありがとう👏👏👏👏そんなわけで今からFD買ってきますね(沼に沈んでいく音)

 

攻略順は、いろんなサイト様を参考にさせてもらった結果、

秀雄→藤田→瑞人→斯波→ノーマル→真島

にした。おそらくこの順番がネタバレ的にも一番良いと思う。真島はガッチガチの攻略制限つきなので、真島以外の各キャラEDとノーマルをクリアした最後にしか開放されない。だがしかし誰しもが1周目で真島ァァァァァァァァアとなるのでフルコン必須である。真島を終えても真島ァァァァァァァァアとなる。ちなみにサクサク進むし、真相が気になりすぎるので時間など忘れてあっという間に終わらせてしまう魅力がある。私は3日でフルコンしました。蝶毒ありがとう。

 

 

以下、各キャラネタバレ注意。

 

尾崎秀雄

正直、秀雄を一番最初にして良かったです。大正解だと思う。一番最初に蝶毒の世界観を味わいつつ、真相に触れるのは最後にちょっとだけ。しかも、まさに映画のような幼馴染との美しい潔癖な純愛。ザ・王道というシナリオだけどそれが良い。何故かというと、他のキャラがいろいろとアレだからである。素晴らしく綺麗なフラグを立ててくれるので、BADの想像もできます。秀雄ルートは本当に純愛なだけに、BAD1は美しい純愛でした。写真のくだりがもう泣く。この戦争が終わったら結婚しようを身を以て実行してくれた秀雄くんに盛大な拍手を。幼馴染は、ええぞ。

 

藤田均

こいつがまたいろいろとやらかしてくれましたよ……わりとみんなのトラウマ執事くん。なんか藤田と聞くと、百合子の女帝EDしか思い浮かばないほどには強烈だったあのBAD。さすがのえぐさでした。あと彼はどうにも女々しすぎるので何度も斯波に浮気しそうになりましたね……百合子の男前さには脱帽します。いやもう感想書こうと思ってもまじであのEDしか思い浮かばねぇや………

 

野宮瑞人

やってきましたお兄様枠です。まぁでも血が繋がってないというのはお決まりですよね。彼もフラフラしてるんで、こっちが捕まえておかないと本当に手の中からすり抜ける。あまりにも不憫になってきたので、ハッピーEDでは2人の関係を知らないところに行けるかと思いきや、巴里に行っても兄妹として扱われてるの可哀想すぎるで……。早く誰も知らないところに連れて行ってあげたいです。一番しっくりきたのは屋敷の中で心中EDですかねぇ。あれは鬱くしかった。ただしお兄様BADの秀雄道連れ共犯者EDゆるさねぇwwwwwあれはあかんwwwww

 

斯波純一

傲慢で横柄で成金で最低な奴というレッテルの斯波ですが、ところがどっこい素晴らしいシナリオでした!!1周目終えたあたりから、こいつ……ダークホースだわ……と思っていましたが、予想通りです。最悪の出会いから始まる恋ってやはり最高。個人的にこういうタイプは好きではないんですが、見事に惚れましたね……一途すぎてギャップ萌え。他のキャラたちが結構いろいろ拗らせてるので、素直にこういう男前に心救われた。おまえになら百合子を任せられるよ;;というか幸せになれるよ;;;;ハッピーED最高オブ最高;;;;斯波と百合子のやり取りがすごく好きなんですよねぇ。頑なに拒否し続ける百合子が、斯波に段々惹かれていく心情が丁寧に描かれてました。むしろこれが蝶毒の正規ルートなのでは……??????藤田と瑞人ルートやりながらよっぽど斯波に浮気しそうになってましたすみませんwww

ちなみにBADの『後悔』は泣けましたねぇ……最後に日記読むところで号泣です。分かってて毒を喰らう斯波よ。結局真相としては百合子の思い込みと勘違いな部分もあったわけだし辛いですね。このBAD見たあともう一度ハッピーED見たら余計に泣けてきました。2人とも幸せにな……(天を仰ぐ)

 

真島芳樹

真島ァァァァァァァァア!!!!!!

やっと語れます真島について。もう真島について触れようものなら全てが真相になってしまうんでステマすらできないつらい。

実は、個人的に近親相姦が地雷なんですよ。ブラウルのネッソとかもう華麗に地雷です。だから、なんというか真相が地雷ばっちり踏み抜いてたんである意味驚きました。でもね……真島と百合子なら許せてしまえたんですよ。というかノーマルで本当の兄妹って分かって一瞬「まじかっ!!!」ってなったんですが、全然嫌な気分にならなかったですね。なんていうかむしろ美しい。真島も百合子も美しすぎる。逆に、瑞人ルートの時に、血の繋がりがないって分かってても、今までが兄妹として過ごしてきた年月があるので、若干引き気味になってしまうんですよね。そういう百合子の気持ちも分かります。真島自身も、自分が汚らわしい存在だと思っていながら、本能では百合子を愛してしまっている葛藤が辛いですね。

まぁ私の性癖はさておいて、本当の兄妹である以上、真島ハッピーEDは一体どうなるのかと思っていました。百合子には本当のことを伝えないEDでしたが、ある意味では百合子にとってそれが幸せなのかもしれません。知らない方が幸せなこともあるよ、ウン……。幸せなのに少しゾッとするような、そんな終わり方、私は大好物です(にっこり)。まぁ事件がそもそも起こってないんで、若干アッサリ終わったかなという印象はありました。でも、繁子に向かって「血は、争えませんね」って言った真島、最高に興奮しました。ありがとう真島。真島はあの歪んだ表情とか眉を顰めた表情とか切なげな表情とか本当に最高なんですよね……。Vitaの高画質万歳!個人的には氷の女帝EDも好きですよ。

真島BADも狂気でしたねぇ……ふと三郎に襲われたところから全て真島の思惑通りだったら、と考えるとより一層狂気です。そこまで明言されてませんし、正当防衛とは言え殺してしまうことまでは算段に入れてなかったとしても、屋敷から逃れられなくするのは流石としか言えません。愛と憎しみは共存するんですよね。可愛さ余って憎さ百倍とはよく言いますが。身を売らせておきながら傷をつけられることを嫌がる。このEDはいろいろと考えさせられました。ちなみにこのEDの最後のスチルがめっさ好きなんですよ……真島が怒りながら泣いてるシーン。もうあれ最高。

 

総評

最初にも書きましたが、蝶毒はボリューム少なめでも内容が濃いです。えげつないのもあるのでお腹いっぱいになる。それがちょうど良いと思える作品でした。鏡子さんの百合EDや、ノーマルの女探偵EDも面白かった。終始超シリアスな展開だからこそ、最後のオマケが大爆笑でした。よく考えられてるwww FDもやります。BADの後日談もあるらしいんで、すごいですよね。楽しみ。気付いたら絡め取られてる。そんな世界です、蝶毒は。

花咲くまにまに 感想

昨年9月に「遥かなる時空の中で6」をプレイして以降、私生活の忙しさとあんスタのおかげですっかり乙女ゲームと距離ができていた。そんな私の記念すべき復帰作が「花咲くまにまに」である。

2014/9/25にVita移植版が出た時から予約購入してずっと懐で温めていた作品d………嘘です、やる暇がなかったんですごめんなさい。周囲の評価も高く、素晴らしい作品だと伺っていたからこそ時間のある時にしっかり腰据えてやりたいと思っていたら1年半も積まれていた。ユルシテオクレ。

 

以下ガッツリネタバレしているので、閲覧注意。

 

いざ花まにをスタート。

まず素晴らしいのはプロローグからOPに入るまでの流れ。OPに関しては周回含めて全部で5回は見たが、一度もスキップしなかった。花まにのOPは素晴らしい。江戸の花魁街が炎上しているシーン、そして現代に住む七緒(主人公)が夏祭りを訪れ、タイムスリップの場所となる鳥居を抜けるとそこはーーーーー。

私もやってみたい。

伏見稲荷の千本鳥居を訪れたくなる作品である。ほら、赤い月の夜には明治に飛べるとか憧れだよね?……はい、現実を見ます。

オススメされた攻略順を参考にして

白玖→辰義→宝良→倉間→和助

の順に進めることにした。ちなみにこの攻略順、大正解である(個人の感想です)。

 

◎白玖

こ れ が 乙女ゲームだ…………!!!!!

数ヶ月ぶりの乙女ゲー復帰作最初のキャラ、白玖さん。これが乙女ゲームだ……と私の心にトキメキというものを思い出させてくれましたありがとう白玖さんありがとう花まに。さすが公式人気投票堂々の第1位、世論の意見の代表である。

冷たい態度がテンプレな白玖さんですが、共通ルートの個人イベントから少しずつ優しさが見えてきます。ツンデレか、ツンデレなのか。ニヤニヤが止まらない。白玖さんもとい桂小五郎と和助さんは歴史上の人物ということで史実ルートになります。その結果、他のキャラに比べて内容も濃くシリアスめになるのだが、それがまた良い。よく作り込まれているなというのが正直な感想である。

個別に入ってからの白玖さんは萌えが大爆発でした。西郷さんとの会合で独占欲全開な桂さん可愛すぎかよグッジョブbb 策士キャラにはもれなく落ちる私ですが、そんな頭脳派が主人公に振り回される図は最高以外の何物でもない。

考えるのは桂さん、切り拓くのは和助さんという2人のコンビネーションが最高なんですが、終盤はひたすら和助さんに号泣。いや、和助さんの正体が分かった段階で予想できた展開でしたが、それでもやはり号泣。ベストエンドで新たな時代へ足を踏み出した2人の傍に和助さんがいないことだけが切なくて、同時にそういう終わり方がとても良いとも思いました。最後の最後に「愛してる」という言葉を持ってくる桂さんは流石の一言。こういう言葉は安売りするものではなく、もっと重みを持たせるものだと常々思う。

個人的に結構好きだったのがノーマルエンド。こういう時空を超えて再び出会える転生系に弱い私です……。ただし花まにの場合は七緒が実は江戸っ子だったので、ベストエンドで良し。現代っ子のトリップ物の場合は転生系が好きです(完全に趣味)。

 

◎藤重辰義

やってくれたな蔵ガール

乙女ゲームの檻ガールならぬ蔵ガールです。やってくれました辰義くんに拍手(褒めてる)。1周目を進めている段階で藤重家には何かあるなとは思っていたが、藤重さん家の辰義くんはとんでもなく病んでいた。そんな彼に、私の中の一級介護士が目覚めました。

彼を救ってあげなければならないーー……

共通ルートではたまに見せる優しさがとても良い辰義。とたを介して七緒との距離が少しずつ縮まっていくのがとても微笑ましかった。とても、微笑ましかった……!

だがしかしそんな2人を見事に引裂きにかかる個別ルートは完全に辰義のターンです。白玖ルートとの温度差がありすぎて風邪引く。自分の家族を破滅に追いやった元凶である花魁、吉乃の子がまさかの七緒であったと判明してからの辰義の対応がまさにブリザード。清次郎と宝良に復讐を果たすべく更に冷徹な眼差しを讃える辰義。cv.保志のキャラはどうしてこうも復讐心に苛まれているのだろうか(剣が君の左京さん然り)。

七緒が、蔵ガールもとい蔵に監禁されてからが辰義の本領発揮である。未だに個別ルートから態度が急変した理由が分からない七緒に、自身の過去を語る辰義。家族が崩壊してから、その復讐心だけで生きてきた辰義を理解し、必死に寄り添おうとする七緒と蔵で食事や時間を共にするうちに、辰義の中にも七緒に対する心境の変化が表れ始める。あんただけは助けてあげてもいい……ここが病んでるからヤンデレへのターニングポイントである(重要!テストに出るよ!)

共通ルートからなんとなく2人とも惹かれ合っていたという前提があるからこそ、この中盤の展開が実に泣ける。七緒には心を許し始める辰義だが、やはり復讐心は消せない。だって復讐という目的がなくなったら俺が今まで生きてきた意味はなんだったのか、ただこのためだけに生きてきたというのに……!そんな彼の叫びが痛いほど心に刺さります。

そんな辰義ルートの終盤ですが、倉間により蔵から救い出された七緒と、遂に見世の皆に捕まってしまう辰義。しかしここで周防先生から衝撃の事実が告げられます。それは宝良ですら清次郎の実子ではなく、しかも辰義と燈太を引き取るのと同時に彼らにかけられた父親の借金を肩代わりしていたということ。最後の最後に、自分の勘違いに気づく辰義くんに「もっと早く教えてあげてよ〜〜〜;;」と言わざるを得ませんでした、つらい。和助さんが神のような懐の深さで辰義を許すも、やはりこのまま見世にはいられないと、皆に見送られながら七緒を連れて萩へーー(ベストエンド) これからは過去の復讐ではなく、七緒との未来ために生きて欲しいと、そう願わずにはいられない辰義ルートでした。

ベストエンドの辰義も良かったですが、やはりノーマルとバッドが辰義の真髄だと思います。というか完全に私の性癖です←

ノーマルエンドのメリバ感は、黒蝶の鉤翅や華アワセの姫様に次いでランクインしましたおめでとう辰義(拍手) ズームアウトした時に分かる紐で繋がれた手と手にゾッとしたで賞!!

そしてバッドエンド……やってくれました(2回目) こういうヤンデレキャラほど、自分が七緒に裏切られたと思い込んだが最後、バッドエンドへと突き進んで行きます。彼ならどこかでやってくれると思ってましたが、過去をなぞるように、父親と同じように、見世に火を放つ辰義。それだけでもう、興奮します(語弊) とたが犠牲になったことだけは辛いですが、大切な人だからこそこの手で……という辰義は最期まで辰義でした。そんな彼は、宝良ルートの方が幸せになれます(後述)

 

藤重宝良

 何故とたが攻略できないのか……!?

宝良の感想じゃない?ごめんなさい。でもこの一言に尽きるんだ……とたァ……。

宝良は持ち前の明るさと親しみやすさで七緒を笑顔にしてくれる良い奴である。(ただし良い奴止まりになりやすい典型とも言う) 辰義の後の宝良もまた温度差がありすぎてインフルエンザになる。

彼のルートは、兄妹という壁をなかなか乗り越えられないもどかしさがテーマと言えるでしょう。辰義ルートで既に藤重家の真相については判明しているが、宝良もまた自分は清次郎の実子だと信じて疑ってないので、七緒が清次郎と吉乃の子である以上、兄妹として、良い兄として接するようになります。共通ルートで若干恋が芽生え始めてるところにこの事実が突きつけられるので、この微妙な気持ちはなんなんだろうと混乱するも、兄としての妹愛を貫こうとする姿勢は切ない。それから浅野さんとの七緒の取り合いがとても良い味を出していました。浅野さん男前すぎてサブキャラMVP。

ベストエンドでは、倉間のワープにより辰義のスパイを事前に止めることに成功します。ここで兄弟の事実が明るみになり、それでも反発する辰義に華麗なビンタをするのですが、そのスチルが良いです。辰義にはビンタの一発二発くらいお見舞いして目を覚まさせてあげるのがよろしい(荒療治) 事前に阻止できたことにより、何事もなく迎えられる宝良のベストエンドが、やはり辰義にとっては一番幸せなエンドだと思う。そして数年後のスチル……成長したとたの姿にVitaをぶん投げて机に頭を打ち付けました。とただって七緒が好きだったのよ!!!とたの本性が判明してからは、こいつ将来有望だな……と思っていたがこれは反則です攻略させてくれ。

宝良の感想なのに他キャラの話になってる?許せ……ちなみにバッドエンドのスチルが儚げでとても好きです。

 

倉間楓

君が 人外枠か……!!!

1周目をプレイしていた時から薄々感じていた。こいつは某乙女ゲームのチャーリー枠に違いないと。ホワイトデーの時期を知っていた時点で黒である。案の定の案内人(神使)であった。

1周目が終わった段階で、プロローグの視点は倉間だったんだと判明するのだが、自ルートで明らかになる吉乃との出会いや思い出が切ない。これは七緒も「自分は吉乃さんと重ねられているのでは……」と思ってしまいますね。倉間は倉間で、七緒には絶対に幸せになってもらいたいからこそ自分では相応しくないという葛藤に苛まれます。そして時空を自由に超えられるというチート技を持っている倉間ですが、もちろん代償は付き物です。他ルートでは七緒の幸せのために自身の力を使い切って消えていく倉間ですが、倉間の視点から考えるとやっぱり切ねぇ……。

見世に火が放たれ、倉間の力に頼らないとどうしようもない状況からエンドは分岐します。ベストエンドでは、倉間の最後の力を振り絞って火事の前に戻り、見世の皆を無事助けることに成功しますが、しかし倉間はその代償に神社から離れることができない状態に。そして別れを覚悟で本当の最後の力で七緒を現代に送り返す倉間ですが……何故かそのまま神使の役目も終わり、現代に転生していた倉間。ちょっと笑ってしまった← しかし転生物が大好きな私としては良いと思います。個人的には、江戸で木の下に埋めた櫛を時代を超えて掘り起こすシーンが好きです。あの時この場所に確かに2人は存在したという証。最高ですね。現代では何故か花屋をしてる倉間ですが、花屋は良いぞ!

さぁここからは個人的な趣向の話ですが、ノーマルエンドが実に良き。療養の地で、力も弱り、もう先も永くない倉間と甲斐甲斐しく世話をする七緒。眠るように死に逝く前に倉間のモノローグが入ります。あの時、倉間が作って七緒に贈った簪には七緒が自分を選んでくれるように、という強い願いが怨念のように宿ってしまっていたこと。そのために、無意識のうちに自分を選ばせてしまっていることに対する懺悔。しかし、七緒が傍にいてくれることが途方もなく幸せだと感じる倉間。七緒の選択が彼女の意思によるものか、はたまた無意識のうちに願いの力が働いてしまった結果なのか……このメリバ感にゾッとすると同時に、自分の気持ちに抗えなかった倉間の人間臭さが好きなエンドです。手作りのものには、作り手の想いが宿りやすいというのは、よくある話ですね……

 

谷和助

君がメインヒーローや

満場一致の可決です。おめでとうございます和助さん。正直、初見ではあまり興味がなかった。しかし1周目の白玖さんの終盤あたりから和助さんに涙し、ずっと楽しみにしてきました。5番アンカー滑走、谷和助!ぶっちぎりの1位でゴールです!!!!

和助さんの正体が高杉晋作だと判明してからというもの、死ぬ運命から逃れられないと頭を抱えていました。しかし何と言っても和助さん、共通ルートから男前っぷりを如何なく発揮してくれます。三味線を引く和助さんがカッコ良すぎて「抱いてくれ……」ってなったのはここだけの話。

個別ルートからは攘夷派としての活動のために見世の外に出ることが多くなります。奇兵隊の訓練中に洋装になってる和助さん卑怯ですよカッコ良いね???七緒の現代の話や英学の話など、あれだけ興味深く聞いてくれてる和助さん見てると本当に今思い出すだけでも泣けてくる。白玖さんでも語りましたが、前を切り拓いていくのは自分の役目で、それからの時代を作っていくのに桂の頭が必要なんだ、と言う和助さん。だから刀を振るのは俺だけで良いという和助さん。どんだけ泣かせにかかるんだよ〜〜〜〜;;;;おまけに死を覚悟している遺書のような手紙すら送られてくる。そんな彼も七緒と接していくうちに死ぬ覚悟ではなく、生きる覚悟を持つようになってくれる。泣く。そして白玖ルートでもそうでしたが、和助さんが咳するたびに私の寿命が縮まります。心臓に悪い。

和助さんルートで個人的に一番泣いたのは、見世のため、和助さんのために花魁になると覚悟した七緒が、一度で良いので和助さんと一緒になりたいと請うシーン。倉間ルートで吉乃さんと清次郎さんのの過去を知ったからこそ、身を捧げるのは心に決めた人にだけ、という母と同じ展開を選んだ七緒がもう涙なしでは見られません。目の前が霞む。

死という運命から逃れられない和助さんは一体どんなベストエンドになるんや……と思っていましたが、まさかのというかやはりというか、やってきました倉間のチート技のお時間です。2人で現代に飛ばされます。確かに和助さんの労咳を治すには現代に行くしかないよなぁと……どっかの明治でもそんな展開があったような(ここで手記は途絶えている)

個人的には、和助さんはノーマルエンドが好きです。平和が訪れた後の万珠屋。相変わらず和気藹々と暮らす皆の中に和助さんの姿はありません。しかし七緒のお腹の中には彼との子供が……もうこれだけで号泣案件なのですが、

生まれてくるこの子は、好きな人と一生を添い遂げられますようにーー

そう願いをかける七緒が完全に吉乃さんと重なってもう泣き崩れる。ハッピーエンドにはならなくても、こういう綺麗な終わり方にひたすらハラハラと涙だけが止まらないのである。ありがとう花まにありがとう5pb.(天を仰ぐ)

 

◎総評

周囲の評価通り、文句なしの素晴らしいシナリオでした。乙女ゲームのトキメキを思い出させてくれた白玖さん、これぞ絶望という私の性癖にクリティカルヒットをかましてくれた辰義、私が求めていた切なさを上回って泣かせてくれた和助さん……。サブキャラを含めてどのキャラも魅力的でした。やっぱり和物は良いですね、好きです。数々の絶望や苦難を乗り越えた先にある幸せを掴み取る2人……そんなシナリオをこれからも求めて行きたいと改めてコンシューマーゲーに対して意欲を燃やしました。そんな私が次にプレイするのは百花百狼。これがまた、とんでもなく絶望させてくれる物語でした。次の感想をお楽しみに……

 

ちなみにVita版花まにはおまけコンテンツが追加されており、なんと各キャラ2枚ずつスチルがあるという太っ腹。辰義の追加シナリオが最高でしたよ…………

ご挨拶

ブログを書くのは何年ぶりだろうか。

このブログを開設するにあたって、そんなことを考えてみた。「そう言えば、昔はヤ◯ログとか書いていたなぁ〜」と思い出し、公式HPにアクセスしてみたところで、

ログインできない

お決まりの展開である。メルアドもパスワードもさっぱりだ。あの頃のページが今もどこかで化石となって存在しているかと思うとおぞましい。こうして人は黒歴史を積み上げていくのである。

昨今はSNSの普及が目覚ましく、誰でも手軽にできるTwitterやLINEが中心となり、140字以上の長文を書く機会が失われつつある。

しかし、何かの感想を伝えたいと思った時、140字ではとても足りないのが現実だ。だからこそ、勢いに任せて140字×3,4ツイートくらいしたところで語彙力が足りなくなり、結局は(文字数)(語彙力)などして誤魔化すのである。伝えたいことは喉まで出かかっているのに、出てくる言葉は「最高」「面白い」「やばい」に集約され、そんな自分に絶望すること数知れず。悲しみ。

 

さて、乙女ゲーム歴はそこそこ長い私だが、まぁ感想でも綴ってみるかと重い腰を上げた。かなりの気分屋なのでいつまで続くか分からない。

2015年の年末頃から、あんスタにどハマりした結果、Knightsという課金必須ユニットのPとしてダイヤ粉砕機と化していた私だが、改めてコンシューマーゲーも良いなと思うのである。何がとは言わないが、360個で乙女ゲーム1本買えるがなと。そう悟って尚、推しが来ればダイヤ粉砕してしまうあたりすっかり毒されています人生楽しいハッピーハッピー。

2016年も既に上半期が終わろうとしている。今年に入ってからプレイしたゲームは3本。まずはそこからちまちまと感想をまとめていきたいと思います。独断と偏見と趣向と性癖が混ざっておりますので悪しからず。